ひたすら食べよう! 大地の恵みのなかに生きる。
アクセスカウンタ トップページに戻ります管理人と編集室の紹介めぐ鉄のメインコンテンツ今日のひとこと掲示板相互リンクその他リンクへジャンプメールはこちら

1日目
 2月17日のただいま23時14分、私の乗った第8009列車(寝台特急カシオペア号)は盛岡駅に定刻通り到着。現在私は北海道の札幌に向かっております(^^;
来月14日のダイ改で廃止(?)される石勝線の楓駅、その他厳冬の北海道という非日常の世界に触れてみたくなったと云うことで、毎年同じ時期に北海道を旅行しているながのみさんを引き込んで(邪笑)、良い機会だからと全室2人用個室のカシオペアに乗車して、一路北海道へ!(笑) 
 
夜の食堂車:パブタイムメニュー 朝の食堂車:モーニングメニュー
★カシオペアのパブタイム★ 爽やかな朝?のモーニングメニュー
 
 んでカシオペアですが、まず乗ってひと言…A寝台にしては狭いのでは?ということ(^^;
デュエット個室に洗面所トイレ&BS用テレビが付いているといったところでしょうか。まあ個室にトイレが付いているだけでもA個室の条件は満たしていると考えるべきでしょうか。
 さて、私たちの個室のある号車は4号車で隣は食堂車。折角ですから覗いてくるべきでしょうね(笑)ディナーコースを楽しむ予算はありませんが、21:40以降のパブタイムでオードブルとながのみ氏はミルクティーを、私は白ワインをいただき、翌朝“朝食タイム”でまた食堂車を利用してカシオペアの一時を満喫してきました。  
2日目
 朝8時54分、札幌着。私は所用があるので〜ここでながのみ氏と別れて小樽へ向かいました。9時15分発小樽行は普通電車は721系3両で、南小樽まで全ての席が埋まっている状態(^^;雪に埋もれた張碓駅を見て9時54分に小樽着。
 さて所用ですが、昼まで掛かる予定だったのが10時半には済んでしまいました(苦笑)ここで“小樽の未開拓地区を観光”しようかとも考えましたが、今回は「北海道フリーきっぷ」があるので倶知安に行ってみることにしました。売店で小樽ビールを買って11時22分発の倶知安行に乗り込みました。しかし!街に降りたって100mで後悔、倶知安は強い雪が降っていました…(汗)
 
小樽発長万部行 JR倶知安寮 病院の軒先に雪だるま
今日から世話になります(^^; 雪の降りしきる社員寮 大きな雪だるまを見つけました
 
 倶知安町、すごい雪です。視界が悪いし屋外を徘徊する気分ではありませんが、時間を持て余すので駅の周辺を簡単に散策。ついでにドコモショップでFOMAのエリアマップを貰ったり(笑)そのうちまた雪が強くなってきたので食堂に入りました。おばさん曰く「何もなくて寂しい街でしょう(^^;」…まぁこんな雪では誰も、外を出歩く気分にはなれないのでしょうが(苦笑) 食堂を出て街をもうひとまわりして、充分に雪を被ってから駅に戻りました。帰りはニセコスキーEXP3号でながのみ氏と落ち合い札幌に向かいます。車体全体にデザインされた日本ハムのロゴやイラストが印象的でした。札幌着16時36分、ここで一旦下車してビックカメラへ!札幌まで来てここに寄ったのは、ズームレンズを買うためです(持ってくるのを忘れてしまって(^^;)次ぎに今夜の宿を予約して味の時計台(夕食)に寄り、ながのみ氏と別れて札幌駅のホームへ戻り、19時00分のSWAに乗車。
 今夜の宿泊地は滝川です。19時49分着☆予約したホテルは駅から徒歩2分のところで、和室にベッド+大浴場で4,800円の良いところでした。近所に駅前旅館が林立していたので、次回(があったら)そちらも捨てきれない、と思います。
 ただ、頼りにしていた駅前の西友が潰れていたために〜近くのセイコーマートまで氷点下の街を片道10分歩くことになってしまったのが難点でしたけど(−−; 
   
3日目
 本日は7時30分起床。暫し部屋でまったりして、9時にホテルをチェックアウトして駅に向かいます。今日の乗り出しは9時38分の2429D(釧路行)から☆駅舎に入るとちょうど9001Dで下ってきたながのみさんが改札から出てくるところでした。私はまだ朝食を摂っていなかったので、ここの立ち食い屋で済ませてホームへ向かいます。今日1日お世話になる車はキハ40 741号車(笑)
 
 
根室本線で三度目のキハ40 741 行き先は釧路(滝川にて) 狩勝越え
寒冷地ならではの形相 滝川〜釧路は約8時間 落合〜新得間の眺めは最高!
 
 実は私、3年前の2月に帯広〜釧路間で同じ列車に乗ったのですが、その時乗車した車両がキハ40の741で、更に昨年3月に滝川〜富良野間で乗った夕方の列車もキハ40 741…なにか妙な因縁を感じました(^^;途中、芦別でちょっとしたハプニングがありましたが〜その後は順調に走り、富良野からは1両増結して狩勝峠を越えました。途中、幾寅駅では映画 鉄道員のセットが残っていたのでついでに撮影。以降は運転士さんがロケの時の話などをいろいろ話してくれました(笑)
 帯広着13時49分、ここで34分停車します。昼飯休憩といったところでしょうか?今回ここで私が考えたのは、駅前の豚丼ぱんちょうでの持ち帰り弁当!駅弁でも豚丼(ぶた八)はありますが、私は以前この弁当で腹を下した経験があるので、どうしても敬遠してしまうのです(^^;というわけで今回はぱんちょう(笑)
 さて、ながのみ氏は右へ左へ車窓風景の撮影に大忙しです。私は、何してたんでしょうねぇ…ただぼんやりと車窓風景を眺めて、非日常の世界を満喫していました(^^;)釧路着17時23分。長いようであっという間に過ぎた8時間弱でした☆
  
 
豚丼弁当(ぱんちょう) 古びた無人駅の上厚内 夕食は2,500円、携帯電話のカメラで撮影
帯広名物 豚丼 上厚内駅で5分停車。既に乗客ゼロ 『憩の家 かや沼』の夕食
 
 その晩は釧網線の茅沼のある『憩の家 かや沼』に泊まりました。朝は氷点下20℃まで下がる、露天風呂付きのお宿☆以前釧路湿原とうろYHで話に聞いて興味があったわけで、久しぶりに温泉を満喫してきました。深夜11時過ぎに露天風呂に入り、30分程ながのみ氏と話し込んでいたら髪の毛が氷漬けになっていました…(苦笑)
   
4日目
 昨夜、床についたのは午前3時でした。そして朝は朝湯に入るため6時30分起床…(^^;半寝状態で内湯に入り、そして厳寒の地の露天風呂に入ります。と言っても今日は“しばれる”程の寒さではなく〜心地よい冷気と湯の熱気とで結構快適な状態でした(笑)今日はわりと暖かいようです☆しかし、朝は長居出来ず、列車の時間に促されて宿をチェックアウトし、丹頂鶴降り立つ茅沼駅9時16分の4725Dで塘路に向かいました。塘路でながのみ氏と別れ、喫茶店でコーヒーを飲んでから本日のメインイベント(SL冬の湿原号撮影)のための場所探しです。2時間半ほど湿原を彷徨って結局 細岡〜塘路間の線路際に決定!列車は準備完了後すぐにやってきました。それにしても、やはり長時間外を出歩くのは寒かった〜(笑)
 塘路からは12時50分の4730Dで摩周へ。昨夜の寝不足が祟ってかすぐに眠ってしまいましたが〜途中の標茶で、SL列車で先行していたながのみ氏が乗ってきました。前面展望を楽しんで摩周着13時37分。
 
  
塘路駅にて下車。3728Dと交換 SL冬の湿原号
3年ぶりに塘路で下車。
近所のYHの宿泊客見送りが来ていました。
SL冬の湿原号
釧網本線 細岡〜塘路間で撮影
  
 ここからは摩周湖第一展望台経由〜川湯温泉までバスです。駅前の食堂でまたも折詰の豚丼を買ってバスに乗ると、運転手が乗車券の販売を始めました。なんだか座席定員制高速バスと、定期観光バスを足して2で割ったような感じで面白かったですね。雪に閉ざされた神秘的な摩周湖を眺め、撮影したのでフィルムが底をついてしまいました。そして私はまた爆睡…(笑)途中“硫黄山”で休憩を挟んで一路、川湯温泉へ!
 硫黄山はその名の通り、温泉やガスが噴き出していて硫黄のにおいがするところです。普段は砂地や岩場なのでしょうが、平坦なところ一面に新雪が積もっていたので人拓を取ってきました(^^;
 しかしここでは、この後悪夢が待っていようとは露知らず(汗)硫黄山からはすぐに川湯温泉に着き、バスを降りて観光案内所へ向かう途中、悪夢は起きました。凍った道に足を滑らせて転倒…。私は4年前にこれで一眼レフカメラを壊しているので〜今回なんとかカメラは護りましたが、ポケットに入れていたPDAが直撃を受け、液晶が破損(爆汗)幸いにも基板やタッチパネルは無事だったのでデータその他も大丈夫でしたが、一目で壊れていると判別出来る状態になってしまいました。嗚呼、なんてこった…_| ̄|○
 さて、気を取り直して温泉ですが、ながのみ氏の強い御希望で屈斜路湖温泉に変更。屈斜路湖ホテルの露天風呂に浸かって、屈斜路湖の白鳥を眺めてきました。  
  
摩周湖第一展望台にて撮影 これは素晴らしい人拓ですね(笑)
雪に閉ざされ静まりかえる湖 眠る川湯温泉駅 硫黄山で人拓を取りました
  
 タクシーで川湯温泉に戻り、バスと鉄道を乗り継いで釧路へ…。今夜は23時00分発の「まりも」で追分に向かう予定です。列車まで3時間近くあるので街で夕食を取ることに、、、しかし食堂が見つからない!(><)空いているのは居酒屋だけという状態で、私はそれでも良いのですが〜酒の呑めないながのみ氏には辛いと思われ、足を棒にして市中を彷徨いなんとかレストランを見つけました。今日の夕食はパスタ…しかし、テーブルチャージに加えてカード取扱手数料は取るわでボッタクられた店でした(汗)
5日目
 午前4時35分起床…眠い(−−;列車は雪原の中を西へ向かっています。もう一眠りしたいところですが、あと15分足らずで降りなければならないので重い腰を上げて洗面を済ませ、下車準備に掛かりました。追分着4時50分、十数人の客が下車。たぶん皆様、私たちと同じ行き先ではないかと思われます(^^;駅の奥では3両編成のディーゼルカーが出区点検中で、その列車がホームに横付けされると、まりもから下車した十数人の乗客が乗り込みました。普段は回送列車同然の“送り込み列車”は5時47分に未明の追分駅をあとにしました。今日はこれから、来月(3月)12日を以て旅客営業が廃止される石勝線楓駅に向かいます。
 車内では充分にまどろんで、6時18分新夕張に着きました。私たちの乗った夕張行2621Dはここで12分停車し、後ろの2両はそれぞれ楓行2691D、千歳行2622Dになります。私たちを含めほぼ全員が2691Dに移動…。2691D 楓行、実は楓駅で客扱いをする列車はこの一本のみなのです。この列車に乗るため、皆さん強行軍をされたのですね。私たちのように上りまりも号に乗った人、新夕張駅前の吉岡旅館に泊まった人、車で駆けつけた人、遠くの街からタクシーを飛ばした人、いろいろありますが皆さんお疲れさまです☆
 駅近くのセブンイレブンで朝食を買い、2691Dに乗り込みました。新夕張6時45分発車。 
  
  
楓駅舎 楓行のサボ 営業終了の掲示
旅客営業廃止直前の楓駅 楓駅は片道のみ訪問 待合室には旅ノートがありました
  
 山間を走ること一駅、視界が開けて楓着6時54分。呆気ないようですが旅行者にとってはこれからが勝負!、この駅で列車が客扱をするのは〜この列車が折り返すまでの約8分、それまでこの駅で何をして過ごすかですね。大半の人達は記念撮影をして折り返し列車で戻るので…。私たちは後続のバスで戻るので、駅構内を(雪に埋もれながら)軽く探検し、楓駅前7時20分の清水沢行きバスで楓駅を跡にしました。
 新夕張に戻ってオレカを購入し、7時47分の夕張行きに乗りました。助役が(いまでは珍しい)タブレットを運転士に引き継いで発車、私はこの区間(新夕張〜夕張)に乗るのは初めてです。清水沢では廃止間近の腕木式信号機があり、ここで助役が運転士からタブレットを受け取り、代わりにスタフ(通行証)を渡して発車します。夕張着8時16分、夕張は“煤けた炭坑”のイメージを払拭するために観光に力を入れていて、この夕張駅も元々の駅から2km程手前に移設されたもの、駅前にスキー場やホテルがあるところですが駅自体は無人駅で何もなく、訪問の記念撮影をして折り返しの列車で千歳に向かいます。しかしスキー場の反対側は古い家が建ち並び、往時の夕張市の片鱗を感じることが出来ました☆  
    
  
楓から夕鉄バスで新夕張へ 夕張にて折り返し待機中に撮影
生活路線バスは旅情の宝庫☆ 外は降雪、乗務員室は暖房(笑)
  
 千歳着10時22分、私達の北海道旅行はこれで終わりです。これから新千歳空港12時45分のJD063便で松本に向かい、ながのみ氏と別れて松本15時20分のあずさ66号で東京に戻ります。さらば、北海道!飛行機の時間まで適当に時間を潰し、私達は一路、松本に向かいました。
 松本空港に降り立つと空は晴れていて暖かく、雪のない駅前を南風が吹き抜けて〜なんだか冬から春へタイムスリップしたような気分になりました。